しがらみやストレスに負けるな!しっかりした準備と計画で転職活動を成功させよう!!

シェアする

career change 01
いざ始めてみるとわかるのですが、転職活動は実行するタイミングが非常に難しく、活動期間が長引くほど強いストレスやジレンマに苦しめられることになります。
でも転職活動をするということは、「自分はここに居続けることはできない」と考える理由がはっきりあるということ。本気で転職したいと思うなら職場の人間関係などのしがらみを振り切り、強い意志をもって転職のためのアクションを起こす必要があります。
ここでは転職活動を行うにあたっての心構えや準備・計画のあり方について見ていきたいと思います。

転職活動は実行するタイミングがとても難しい

就業中に転職活動を行う場合、以下のいずれかの状況になります。

  1. 会社に転職の意志を伝えて転職活動を始める
  2. 次の転職先が決まるまで会社に黙って転職活動する

1のように会社に転職の意向を告げれば、これを受けた会社サイドはその人の転職を思い留まらせるか、代わりの人材を探したりするでしょうが、いずれにせよ、自分は長くこの会社にはいるつもりはないという態度を表明したことになります。
転職の意向を表明した時点で、会社側は少なからずその人の会社への忠誠心や勤労意欲に対して不信感を抱かざるを得なくなります。そして会社サイドにはその人の去就に関する対策を講じさせるきっかけを与えることになります。
具体的な会社サイドの策として、その人の退職を早期に迫ったり、社内の機密情報が漏れないようにパソコン内のデータを使えないようにしたり、同じ業界に転職させない契約を迫るなどの措置をとる可能性があります。今までのキャリアを活かしやすいので同業他社へ転職したい、いざとなれば今まで身に付けたノウハウを生かして自分でも事業を始めたい、などと考えている人はこのような措置を取られるとかなりの足かせになってしまうでしょう。
一方で、2のように転職先が決まるまで転職の意志を表明せずに働き続けていると、積極的な転職活動ができなくなります。内勤の場合、面接のアポイントは取りにくいですし、営業職ならば外回り先を虚偽報告するなどして敢行しなければなりません。職場の人たちを欺き続ける行為は、自責の念とともにばれたらどうしようという不安もあいまって強いストレスがじわじわとかかり、長引けば長引くほど精神のバランスが乱れていきがちになります。

転職活動は不安の中でもがきながら行うものと割り切ろう!


堂々と行うにせよ、密かに行うにせよ転職活動は自分の将来の不透明さや職場での自分の立場の不安定さをたえず実感じてしまい、とても苦しいものです。
とくに家庭のある人は失職することにより収入源がなくなってしまい、家計がピンチを迎えるリスクに直面します。また、時間をかけて築いてきた仕事に対する実務スキルも人間関係もリセットしないといけなくなります。
転職活動を行う人はそのような環境に自分の身を置くことを覚悟する必要があります。そして、それでも、「今いる会社に展望を見出せない」、「待遇が低くて暮らしぶりがよくなる兆しがない」、「自分がやりたいのはこの仕事ではない」など転職活動を行う自分を支える大義や理念のようなものをきちんと自分自身で構築していくべきでしょう。そうでないとどのような転職をするのが自分のとってよりよいキャリアパスになるのかということが明確になりません。行き当たりばったり、運任せの転職活動になってしまいます。

転職の成否は転職後にしかわからないと割り切ることも大事

career change 03

今、自分の中で意義や理念を明確にしておかないと行き当たりばったり、運任せの転職活動になってしまうと述べましたが、実のところ、転職によってよい思いをするか、かえって残念な思いをするかは転職してみないとわかりません。転職してみて「前の職場の環境は実は恵まれていたのだ」と気づくこともあるのです。
自分にとって救いの神のように見えた転職先も入ってみたら、給料や待遇などが聞いていたことと違うということはよくあることですし、仕事内容も思っていたよりも過酷だったり、あるいは退屈だったりして、自分のスキルや志向にマッチしないということもまたよくあることです。
「隣の芝は青く見える」ということわざがあります。多かれ少なかれ人には自分が過ごしたことのない未知な場所に憧れを抱く性向があるのです。今、勤務先への不満がたまっていて「ここよりももっといいところがいっぱいあるはず」と考えている人は、「今、自分は自分のいる環境を客観的に見ることができていないのかもしれない」と一度見直すことをおすすめしたいと思います。その上で、「ここには長くいるべきではない。自分はやはり転職して展望を拓いていく必要があるのだ」と思うならば転職活動を敢行しましょう。

よい転職をするためによい準備をしてよい計画を立てよう

よい転職をするためには、自分が求める条件に転職先の企業が合っており、かつ、企業の求める条件に自分が適合していることが重要となります。転職希望者はこのようなベストマッチを自らプロデュースしていく必要があるということを覚えておきましょう。これから転職活動の進め方を紹介していきたいと思います。

career change 04

履歴書と職務経歴書をまずは作ってみよう

自分と企業のベストマッチを実現させるにはまず自らを熟知することです。履歴書や職務経歴書づくりは自らを知るためのよいきっかけとなります。自分のこれまで行ってきた仕事を見直し、成し遂げた実績、身に付けたスキルなどを書き出していきましょう。どうもうまく書けないという人はいろいろな転職サイトでフォーマットを準備していますので、それらを参考に作ってみるとよいかもしれません。

希望する労働条件、業界・職種などをある程度明確にしよう

履歴書と職務経歴書を作るというのは自らのキャリアの棚卸をするということ。この作業を通じて自分はどのような業界・職種に応募したら通用しやすいかがある程度見えてきます。それがわかればあとはハローワークのインターネットサービスやindeedなどの転職サイトにアクセスしてみましょう。そして自分のキャリアを活かせる業界・職種を軸にしながら、職場の場所、労働時間、給料、休日なども選定条件に加えつつ、希望する会社を見つけていきましょう。

ハローワークに行ってみよう

ハローワークのインターネットサービスに掲載されている企業に入りたいと思ったら、まずハローワークに行って求職申込書を書き、窓口に出す必要があります。そこで求職者登録をしたらハガキサイズのカードがもらえます。このカードがないとハローワークの職員さんは企業をあっせんしてくれません。カードはしっかり保管しておきましょう。
求職者登録を終えカードをもらったら希望する企業の検索を始めます。ハローワークのインターネット検索コーナー(端末がずらっと並んでいます)で希望する企業をモニター上で検索し、条件に合うところを見つけたらその会社情報をプリントアウトします。そしてそれを持ってすぐ近くの職員さんたちがいる窓口に行ってください。自分の順番が来ると担当の職員さんが対応してくれます。そして職員さんは、ハローワーク全体でその会社にどれくらいの数の応募者を紹介したか、今、選考に何人くらい残っているか、応募者の年齢はどのくらいの人が多いかなどを教えてくれます。職員さんの教えてくれる情報も合わせて検討し、やはりそこに応募したいと思ったら、その旨を職員さんに伝えましょう。そうすると職員さんは紹介状を出してくれます。そして、もらった紹介状を履歴書と職務経歴書と同封して企業に送りましょう。企業が求職者に興味を持てば数日後に連絡が来ます。そうでなければ1~2週間後には採用見合わせの通知が来ます。

ハローワークの難点は紹介業務は基本平日しかやっていないこと

ハローワークの難点は窓口業務は平日が基本であるということです。通常は8:30~17:15、週に2回19:00までやってくれるところもありますが、勤務の合間をぬって行くのはちょっと難しいかもしれません。土曜日に開庁するところもあるので、平日時間が取れない人はそのタイミングに行くしかありません。

転職サイトに登録してみよう

履歴者や職務経歴書を作成したら、ワープロソフトで入力し、デジタル情報にしておきましょう。転職サイトや転職エージェントに登録するときにこの情報がベースとなります。転職サイトや転職エージェントでは履歴書や職務経歴書以外の情報もいろいろと聞いてきますのでそれらにも丁寧に答えるようにしましょう。
そうすると転職サイトや転職エージェントでは条件に見合った企業を紹介してくれます。またスカウト情報を提供して、面接までの道筋を整えてくれます。転職エージェントの中には履歴書や職務経歴書を添削してくれて、よりアピール性を高めてくれるよう指導してくれるところもあります。

転職サイトを利用する場合、自分の個人情報を流してよいか考えてみよう

転職サイトでは履歴書や職務経歴書に書いた情報以外に現職、前職、前々職の年収を聞いてきます。こうした個人情報が不特定多数の人々に触れることになってもよいのかを登録する前によくよく考えてみる必要があります。
今の職場に迷惑がかからないか、自分の転職活動が知られてしまうことに問題がないかなどを検討し、必要があれば転職サイトで設定しているブロック機能を活用するようにしましょう。

年収アップの文言に踊らされてはならない

career change 05

年収の目安として国税局が毎年公表している「民間給与実態統計調査結果」というものがあります、現時点における最新の結果(平成30年のもの)では、給与所得者5026万人の平均給与は441万円となっています。
この数字はあらゆる年代の大手企業から零細企業までの勤労者の年収を合わせて人口で割ったものです。計算にはさまざまなからくりがあり、給与所得者の平均年収を純粋に算出できているかといえば疑問符がつきます。少なくとも自分は今441万円より低いからもっと高いところに行こうなどと安易に考えるのは危険です。たとえば年収2000万人の人が一人いてあとの4人の年収が125万円ならば、その5人の平均年収は500万円になるのです。441万円という平均給与がどこまで現実感に即したものであるかは実は誰もわからないのです。
転職サイトなどでは、こうした数字を示して、あなたは今、同世代と比べて低い年収で甘んじているのではないかといった文言で転職を促しているところが見受けられますが、収入アップと言う言葉に踊らされるのは危険です。
転職サイトは「隣の芝は青く見える」という勤労者の心理をあおることで転職市場を活性化させています。転職サイトで就職が決まれば、そのサイトは転職者を受け入れた企業から報酬がもらえます。転職希望者の数が増えれば増えるほど転職サイトにとってはお金を稼ぐチャンスが増えるということも覚えておくべきでしょう。転職を希望する人は高い年収を提示している企業に対してとにかく飛びつきたくなるものですが、その一方で、企業はその年収を払い続けるだけの業績や体力があるのか、あったとしても厳しい付帯条件がついていないか、などを冷静に見極めていく必要があります。

転職者こそ「人を雇う」ということがいかに大変か知るべき

すっかり耳慣れた感のある「ブラック企業」という言葉ですが、ブラック企業の経営者はきっと「経営するというのはどんなに大変なことか多くの人がわかっていない」と言いたいはずです。従業員になれば「給料日には給料が入ってくるのが当然」と考えます。でも、経営状況が悪くなれば、経営者はそのために借金をしないといけません。この状態が続くとやがて従業員にも給料が払えなくなり、破産・倒産してしまいます。
経営者にしてみれば人を雇うということはすなわちリスクを背負うことなのです。その点を転職者は知っておくべきでしょう。転職に際して給料はもっとも大事な条件の一つですが、根拠なく高い給料を望むのは考えものです。自分の生活を維持するのに最低これだけは必要という額をきちんと把握して、そこを譲れないラインに設定して交渉に臨みましょう。

転職がうまくいくためには心の準備も大事

当然のことですが転職すれば新しい職場環境で生きていくことになります。新しい業務、しきたりなどに適応していく必要があります。そこでなじめず、いやになってしまえば、また新しい環境を求めて転職したくなりますし、そのような気持ちが勤務態度にも現れてしまい、新しい職場の人たちも歓迎してくれないでしょう。
転職に際しては、「転職後しばらくは新しい環境に適応できずつらい時間を過ごす可能性があるに違いない。でもそういうことがあっても我慢しよう。いずれ時間が解決してくれる」という心構えをしておくことをお勧めします。新しい環境になじむには失敗・挫折を重ね、時間の経過を待つ以外に解決方法がないものなのです。
一方ですぐに結果を求めてくる会社もあるでしょう。給料の高い会社ではとくにこうした傾向が強いかもしれません。給料の高い会社に転職したならば、それに見合うだけの働きをして会社に貢献し続けていくことが求められます。試用期間中に期待に応えられなければ厳しい処遇に合う可能性が高いことも覚悟しておく必要があります。

まとめ

career change 06

転職活動中は前職のしがらみに対する苦しみやストレスと新しい環境に足を踏み出せる期待感とが交錯して気分の浮き沈みが激しくなりがちです。
そんな不安定な精神状態の中でも転職を成功させるためには、

  • 自分のキャリア、あるいは自分の適性をしっかり見極めること
  • 自分のキャリア、適性をより活かせる業態、業種を見出すこと
  • 生活を成り立たせるためには最低限どのくらいの収入が必要かを把握しておくこと
  • 新環境になじめない事態を予め想定し、時間をかけてなじんでいく覚悟をもつこと

といった事前の準備や心構えをきちんとして臨むようにしましょう。そうすることで転職活動がよりスムーズに進んでいくでしょう。

シェアする

フォローする