失業期間は自分の職業人生を最適化する人生最大のチャンスと心得よ

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ステップアップ
失業期間はキャリアの棚卸をし、次の就職あるいは起業に向けて備える時期でもあります。ここでしっかり自分自身のこれまでの職業人生を見直すとともに自分自身の適性・志向性を再認識し、進むべき道をよりはっきりと見据えた状態にして人生の展望を拓いていきましょう。

失業期間を有意義に過ごそう!!

失業期間は自分自身のためにたっぷり時間を使うことができます。だからダラダラ過ごそうと思えばいつまでもダラダラできます。でも早く就業先を決める必要がある身として考えると、それはもったいない時間の使い方です。とにかく自分自身で1日の過ごし方にメリハリをつけていきましょう。以下に失業期を有意義に過ごすためのポイントについて紹介します。

失業期を有意義に過ごすためのポイント

  • 生活リズムをコントロールすること(規則正しい生活を!)
  • 次のステージに備え、前職就業時よりも健康度を高めること
  • 前職時に発生し克服できなかった課題、やりたくても手をつけられなかった課題を掘り出すこと
  • 学びの場と時間を作ること
  • お金を使わないで有効な時間を過ごすこと

どうでしょう? これらができれば自分自身をよりスケールアップできると思いませんか。というわけで以下に失業期を有意義に過ごすための具体的なアプローチについて見ていくことしましょう。

1日を有効に過ごすために1日の大まかなスケジュールを立てよう!

スケジュール
失業者の最大の目的は満足のいく就職(あるいは起業)をすることにあります。その目的を実現するための1日づくりを心がけましょう。ここではご参考までに1日の過ごし方について具体的に考えていきたいと思います。

朝きちんと起き、朝食を食べ、夜更かしは避けよう

人それぞれだと思いますが、空が明るさを強め始める7~8時くらいがよいのではないでしょうか。人は日光を浴びることで体内時計が進み、夜更かしで崩れがちな生活を修正する働きがあることが知られています。
夜更かしは極力避けましょう。夜更かしが続くと自律神経が失調し、生活リズムが崩れるばかりでなく、気分の波が激しくなってしまうので、それを避けるためにも朝のうちの起床をお勧めします。
また起きたらきちんと朝食を摂るようにしましょう。朝食をしっかり摂ることで日中に活動するための気力と体力が補充されます。

できれば外出をしよう!

在宅での仕事があるという方は別ですが、失業したからといって家にこもっているのはよくありません。できれば朝食をすませた後、午前のうちから外出をしましょう。歩いて図書館まで通うのもよいですし、自転車で自分の所轄区域のハローワークに行くのもよいでしょう。ハローワークに行ったらハローワークで仕事を検索し、よい候補先があれば窓口で紹介状を発行してもらいましょう。ちなみにこのときハローワークの紹介窓口で「失業認定申告書」という失業時にもらうカードに求職活動をしたことを証明する履歴を記入してもらえます。これを最低3回することが失業手当をもらうための要件にもなっているのでハローワーク通いをスケジュールに組み込むのは好都合なわけです。ハローワークは最低週に1回は行くようにしてしっかり情報を収集しましょう。このほか、仕事センター、転職エージェントなど自分の転職でお世話になっている機関や会社を訪問するなどして、できるだけフットワークよく動きましょう。

(参考:「失業認定申告書」の書式)
失業認定申告書

学びの場を作ろう

学習
「自分のかねてからの課題であり、一度まとまった時間を使ってやりたかった」ということがじっくりできるのが少し言葉はヘンですが「失業期間の醍醐味」です。
英語や数学の学びなおし、会計知識のおさらい、自分の関連してきた業界知識の深耕、忘れてしまっている漢字の点検と再暗記などやろうと思えばいろいろなことが出てきます。
学びの場としてはやはり図書館がお勧めです。近場でもよいのですが、少し遠くても資料がよりたくさんあるところまで自転車や徒歩で行ってみるのもよいでしょう。近所の人にあまりうろうろしているところを見られたくないという人は少し遠いところの方がよいかもしれません。

体を動かそう

ジョギング
失業期間は健康的な生活を送り、次のステップに備える重要な時間です。体力を落とすようなことがあってはいけません。身体を動かす機会をできるだけたくさん作りましょう。骨と筋肉を適度に動かすことで身体全体の代謝や便通もよくなり、体調が改善されていきます。当然、身体も絞られていきます。血液の老廃物とともに、淀んだ感情などを放散させるのにも運動はベストです。
運動は激しいものである必要はありません。一番よいのはウォーキング、つまり徒歩です。リュックを背負ってあちこちをどんどん歩きましょう。先述しましたが少し遠方にある大き目の図書館やハローワークなども徒歩で通ってみてはいかがでしょうか。
もっとしっかり体を鍛えたいと言う人はランニングがお勧めです。ランニングは身一つででき、何といってもお金がかからないのが最大のメリットです。それでいて有酸素運動として非常に効率がよくダイエットには最適なのです。
徒歩でもランニングでもそうですが、運動を続けていると気分がすっきりしてきます。この爽快感をしっかり感じ取ることも大事です。いやいややるのでなく楽しみながら身体を動かしましょうね。

お金を使わないで有効な時間をどう過ごすか考えよう

失業期間に失業手当は支給されますが、その額は会社でもらっていた給料の6割程度です。自己都合で会社を辞めて待機期間にある人はそれすらしばらくの間もらえません。
失業期間は収入より支出の方がどうしても多くなってしまいがちなのです。だから失業者は貯金のある人はそれを取り崩しての生活になりますし、そうでない人は出費を抑えた生活を続けていく必要性が高くなります。
失業中は次のステップとなる就職(あるいは起業)のために有効かつ必要なものはさておき、それ以外の出費は抑えるようにしましょう。また、家族のいる人にはお金を使わないよう協力してもらいましょう。中には家族に自分が失業したことを告げることがどうしても嫌だという人がいるかもしれませんが、家の緊急事態ですのできちんと実状をわかってもらった方がよいと思われます。とくに世帯主の方の中には家族に余計な心配をかけたくないと失業の苦しさを一人で抱え込んでしまう方もいるかと思いますが、その苦しみは家族内で共有し、家族の協力・支援のもと乗り越えていくのが最善策なのではないでしょうか?

家の中の必要な仕事を見つけて取り組もう

「自分が何かしよう」という視点で家の中を見回してみると、できることがいろいろあることに気づきます。
書類・書棚の整理、家具の再レイアウト、家具の補修、使う機会がなくすっかり不要物となっている物品の廃棄等々。
せっかく時間があるのですからこれを機会にそういうこともやってしまいましょう。家の中がすっきりして気持ちがよくなりますよ。

自分のキャリアや実績について何か思いついたことがあればすぐにメモしよう

失業中、ふとしたときに、「あっ自分はこんなこともしてきた、それにこんなこともできる」といった発見をすることがあります。そんなときはすぐにその発見をメモに残しておき、後で職務経歴書に盛り込むようにしましょう。失業中にこうしたフィードバック作業を行うことで、あなたのキャリアの棚卸がより充実したものとなるとともに、職務経歴書がブラッシュアップされていきます。

アルバイトも検討しよう

とくに「自己都合で退職して貯金がない、就職もできていない」という人は、すぐに生活に困窮してしまいやすくなります。そのような場合、週に数回、アルバイトをするのがよいかもしれません。でもアルバイトをする場合にはそれは就職する前の一時的なことと割り切って考えておいた方がよいでしょう。失業手当が給付される時期に入ったら、アルバイトを減らし、就職活動の比重を高めるようにしましょう。失業手当がもらえる時期に1日4時間以上のアルバイトをしたら、その日の失業手当は後方にスライドされることになります。つまり失業手当をもらえる権利を後に送って、その日はアルバイト料を自分の収入にするというわけです。アルバイトの傍ら就職活動をするという失業期間の過ごし方もあるということをぜひ覚えておいてくださいね。

面接の機会を一つでも多く作ろう

面接
失業期間でますます磨きをかけた履歴書や職務経歴書、これらは当然、正当に評価してもらい、そして採用してもらいたい会社へと送って初めて意味のあるものとなります。ハローワーク、しごとセンター、転職サイト、転職エージェントなど知りえた機関からよい会社を見出して、積極的に送るようにしていきましょう。そうすると「面接したいので日時を調整してほしい」というところが次第にポツポツと出てきます。そのような機会をどんどん作っていきましょう。面接のたびに交通費がかかってしまうのが難点ですが、それは必要経費、先行投資だと思って割り切りましょう。

沢山断られても折れない心を身に付けよう

失業者の方の多くは、「面接を受けても採用されない」、「書類選考ではじかれて面接すら受けさせてもらえない」、そんな経験を味わいます。「次々に断られること」このことはきちんと想定しておきましょう。断られることはつらいことですが、就職活動ではそれが当たり前のことなのです。
たとえば営業マンとして商品を売ることを考えてみてください。かんたんにお客さんはみつかりません。提案しても断られることが大半です。あなたはこれと同じことをしているだけ。どんな商品でもサービスでも提案して断られれば自分が否定されたような気持ちになるものです。それでも営業マンは提案を繰り返して商品を売っていきます。断られることに強くなればそれがヒューマンスキルとなります。これはレジリエンスと言い換えてもよいでしょう。この力が身に付くことであなたはどんな苦境でもそれに呑み込まれず、自分の力を発揮する力を出せるようになるのです。沢山断られて心が折られ続けるような思いを味わうことで、実は心は折れているようで折れていないこと、折れているように見える状態でも何かしら次につなげられることができるということに気づいていきます。レジリエンスを身につけて断られる度に自分自身をグレードアップさせていきましょう。

独立を考えてみるのも悪くない!?

開業手続き
失業期間はどこにも所属していないわけですから、「このままどこにも所属せず、自分で会社を興したり、フリーランスになってみたりすることはできないか?」という考えが頭をもたげてきます。
起業して事業が成功するための条件としては、以下の点が重要だと言われます。

起業して事業が成功するための条件

  • その事業には自分自身がワクワクして気持ちを抑えられないほどの手応えがあるか
  • その事業をしていくことへの使命感があるか
  • その事業はサービスの受け手である客の利益になるものか
  • 自分自身がその事業を生涯楽しめるか

どうでしょう? 起業には壮大なロマンがあることがわかりますね。でも、転職前には起業を考えていない人がいきなりこんなことを考えられるでしょうか?
起業するためには自己資金があればそれを投入し、お金を借りるときは日本政策金融公庫や信用保証協会、信用銀行などから数百万円から数千万単位での融資を受けることも可能です。
でもうまくいかなかったらそれらのお金は借金となって返ってきます。そのリスクを考えるとここでは簡単に起業をお勧めできないということを申し上げておきます。
「自分の思い通り動く組織を作りたい」というエゴで会社を始める人は実際のところ多いと思います。でもそういう人が作る会社は従業員を雇うということにどれだけの責任や意義を感じているか定かではありません。
今、失業中のあなたは自分自身で開業するという選択肢も取り得る立場にいることを認識しておきましょう。そして、それが単なるあなた自身のエゴからくるものであれば、あなたがブラック企業の経営者になったり、膨大な借金を背負ったりする可能性があるということも認識しておきましょう。一方で身震いするほどの事業アイデアがひらめいたり、あるいはそういうものをすでにあなた自身で温めてきたりしていたのならそれをかなえる最大の好機が到来しているということも認識しておくべきでしょう。

まとめ

展望
失業中の過ごし方についていろいろ見てきました。
失業中のあなたにとって一番大切な商品とは何でしょう? そうです。それはあなたです。あなた自身が一番大切な商品なのです。失業中はあなたという資産を社会にどう知らしめ、労働資源として還元させていくか、あなた自身がそれを社会に向けてプロデュースしていく必要に迫られているのです。
その点を認識してあなたは自分自身をたえず高めていくよう心がけていかねばなりません。今こそ自分をしっかりグレードアップさせて人生の展望を拓いていきましょう。

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